出張
posted by ならむら
やぁこんにちわ。
嫁に起こされて寝ぼけた言葉が「あれ?リセットされるよ?」だった、ならむらです。
ちょっと前の話ですが、名古屋に出張しました。
せっかくなのでハイドライドマニアの自分としては熱田神宮のお守りをとってこようかと思いましたが遠かったのでやめました。
今回の戦利品はコチラ。
名古屋城で買ったしゃちほこくんです。決して子供へのお土産ではありません。あくまで私の趣味です。
ふふふ。この皮と肉(わた)の張力が生み出す微妙なラインがたまらん。醸し出すまぬけさがたまらん。
よく勘違いして「ぬいぐるみ好きなんでしょ?」とキャラクターぬいぐるみをくれる人がいますが、捨てます。
この下手すると何をかたどったのかわからん具合が重要な訳で。ミッキーマウスのぬいぐるみはミッキーマウスでしかない訳だ。
この「しゃちほこくん?」と疑問符がつきそうな具合が大切なのだ。
さて。このごろ出張が増えてます。ほとんどが打ち合わせですね。
その打ち合わせ先の幾つかで時々感じられる視線が気になります。
「コイツが生ならむらか。」みたいな。
奇妙な生き物を見る感じ。
そのはずなのに普通の人間っぽいふるまい。しかししゃべると時折出てくるバカ。
なんというか、同年代の方が結構いらっしゃいますですよ。
「わぁ、ならむらだ。レトロゲームの話しようぜ!」みたいなのを数回聞きました。
む、ほぼ全てかな。
それを聞かれて改めて気づいた事。
俺、言うほどレトロゲームに詳しくない&やってないです。
この前、ロックマン3を遊んでみましたが、ボスを見る事はありませんでした。
スーパーマリオは1−1で全滅できます。5面までいくぜ!と吠えた直後に穴に落ちてゴメンと言います。Bダッシュが出来ません。
何度もやってるアクトレイザーでもフィルモアで全滅できます。顔のついた木が難しいです。
スターソルジャーをやったら合体する顔まで行きませんでした。秒間2連射ぐらいしか行ってないと思います。
なんでゲームなんて作ってるんでしょう?と2秒ぐらい自問自答してしまいます。
だのにレトロゲーム感覚の面白さを追求したゲームなんてモノを企画してるじゃないですか。Bダッシュも出来ないくせに。
なぜだろうとアレコレ思い出してみると、幼少の頃滅多にゲームを買ってもらえなかったからにちがいない。
他の二人と話していると全ハードのゲームを知っているかのような会話っぷりに驚きます。
でもゲームを企画できるだけの知識は持ってるな。なんでじゃ。なんでじゃ。掘り起こせ、俺の記憶。
あれだ。
All about NAMCOのせいだ。あれを友達に借りたんだ。
ゼビウスのドット絵を模写したり、見た事ない筐体ゲームを紹介文から推理して楽しんだり。バラデュークやってみたい。
その流れで山下章のチャレンジADV&RPGも全部熟読してたんだ。見た事もないゲームのマップ見ながら攻略読んだりして。
そういえばゲームセンターCX内で番組のゲームを作っている会議の場面で机にチャレアベの2が置いてあったな。
あれを復刊.comに登録したのは俺だ。感謝せよ。
そーだ。本が中心だからゲーム音楽に興味がなかったんだ。
でもドラクエ1のエンディングをラインなしで録音しようとして、遊びにきていた友達に「絶対声だすなよ!」と言っていたのに
緊張の飽和に耐えられなかったのか「ぶっふぅー!」と吹き出した音まで録音したんだ。ちょうどサビの部分だったよ。
ちゃーらーちゃらららーらーらーらーー ららららーらーらー
ちゃららーぶっふぅー!
って感じでした。
という訳でどうやらゲーム作り男としては特異な道を歩んでいるようです。頭の中でプレイ済みです。
ブログも頻繁に書いていると内外で反応もあって盛り上がるので、こんな内容のものでよろしければだべり続けましょう。
めくり番長は内容故に一部で議論を醸し出していますが、好評です。
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貴様らめ。
comments
>幼少の頃滅多にゲームを買ってもらえなかったからにちがいない。
分かります。
分かりすぎる程分かります。
この度休刊(廃刊?)になるらしい月刊ログインのXanaduの特集記事を、血の涙で見ていたMSXユーザーでした。
ハイドライドシリーズが心の拠り所だった。
今だにゲームに興味があるのは
その頃の怨念がそうさせるのだろうな
とか、思ったり思わなかったり。
私もファミコン買ってもらえなくて、自由帳に「ぼくの考えたスーパーマリオ」を延々と書き連ねたのが創作の原点でしたね・・・
1ページを3段ぐらいにわけて、延々とスーマリのステージを書き込み、完成したら指でなぞりながら口で効果音を出しつつプレイするわけです(これやってた人はけっこう多いんじゃないかな?)自由帳10冊分ぐらい書いたっけ。
その後興味はゲームブック制作に移り、MSXを入手してようやく待望のゲーム制作に乗り出せたわけですが・・
あらー。みんなのトラウマほじくりだしちゃったかな?
思い出した思い出した。ノートに書いてましたね。
自分でルールつくってRPG作ったりして小学校でみんなに遊ばせてました。BASICもまともに出来ないのにゲーム案をノートに書き綴り、妄想だけが育ち続けるので考えだしたゲームは全てシリーズ物に。
それを口頭説明で弟にプレイさせたり。
あげくの果てには紙でプラモデル作ってましたね。
ダビスタの園部氏も幼少時は同じようなことしていたらしいです。
自分が作りたかったものができた。
それは、人も喜んでくれた。
そしてそれでいちおう、
生活できるようになった
で、できていないうちから
次を期待されるのも
それはそれで悪くないというか、
みんなしあわせなきぶんになる
実にいい話じゃないか。
おつかれさまです
>奇妙な生き物を見る感じ
うちの女性陣が有名な人と打ち合わせした時は
打ち合わせの内容よりまず外見の報告から飛んでくるよ!
一日中その話題で持ちきり。
>レトロゲー
長兄や次兄のゲームプレイを横でガン見してたせいで
まるで自分でプレイしたかのように話出すクセが
涙なしでは読めないエピソードの数々ですね。
自分にもあります、そんな経験。
ファミコンを買ってもらえなかった子供時代、友達の家でちょっと遊んだドルアーガが大好きで、ファミコンも無いくせに攻略本を買い、飽きずに毎日のようにながめていました。
ソフトを持ってもいないくせに、宝箱の出し方をほぼ暗記するほどに。
そんなある日、MSX版ドルアーガが発売されているのを知り、狂喜乱舞して勝ったあの日の事を、昨日の事のように覚えています。
ところが。
ドルアーガなんだけど、ドルアーガじゃない。
なにかが違う。
異常な難易度、汚いグラフィック。
攻略本通りにやっても出ない宝箱。
忘れもしない、呪文を吐かないレッドスライム(10面)。
結局、10面の先を、私が見る事はありませんでした。
20年後。
携帯電話でドルアーガをクリアできたときは嬉しかったなあ。。
すみません、だらだらとつい思い出話を掻いてしまいました。
ファミコンを持っていなかったので、自分もスーパーマリオは大の苦手です。
わかったわかった。訂正しよう。
俺が特殊なのではない。
30代にはあたりまえの思い出
だったわけだな!
MSXドルアーガは俺も10面で挫折した気が。
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