20101017

攻略本

posted by ならむら

開発が後少しで締め切りと言う状態にあり、精神的に逃げ場を求めてコレを書いているならむらです。

さて、あちこちでニュースにはなっちゃってるんですが、LA-MULANAの攻略本なるものを出します。
とはいえ、元々俺が考えていたのはもっとひっそりと遊びでやるぐらいのつもりだったんだけども、広報的に使えると判断されて話が大きくなりました。
話が大きくなってるついでに、どういうものか詳しく説明してないのもいかんのだろうなってことでちょっと説明しましょう。

もともとはなんだったか、WiiWareのオンラインマニュアルはあまり凝れなくて、味気がないなとは思ってました。
それと、オリジナル版ではノリにのってMSXゲーム風マニュアルを作ってたし、どこかでのコメントで、「LA-MULANAの3割は説明書にある」なんてものがあったので、今回も趣向を凝らした説明書を作りたいなというところから始まってます。

で、まぁそれが「売り物にならないか」という話が出たわけですな。
俺の頭の中では売り物と言う考えはまるでなかったので、よく最近のゲームで発売前に出される攻略本みたいな、どこが攻略やねんというような半端な情報の攻略つきの説明書を上巻としてフリーでお好きにダウンロード、そこそこしっかり攻略をしている下巻を激安で売ればー?という計画でございます。
まぁ好きな人が何人かでも買えばいいんじゃないかなと。

上巻は攻略本ではなくガイドつき説明書ですね。
下巻の攻略本の方もズバリな答はまるで書いてない、今時の攻略本と比べると完全版などとはとてもいえないモノです。

何がやりたいかといいますとねー。
最近の攻略本やネット上の攻略Wikiが好きになれないんですよ。

ゲームが3Dになって、攻略マップはIllustratorで描いたような平面図になり、データは裸にされるぐらいに網羅、攻略Wikiも画面が使えないのでデータ羅列に。
昔の攻略本ってなんというか、読み物としても成り立ってませんでしたか?
俺はこずかいが少なかったのでファミコンの攻略本や山下章氏の本を熟読してやった気分を味わってたので余計にそう思うのだけども。

なので、自分たちが作ったゲームを自分たちで攻略を出すってのは結構恥ずかしい話ではあるんだけども、攻略するなら楽しめる攻略の方がいいよな!という一例として出してみようかと。
もちろん、自前で攻略本出しちゃうとユーザーが攻略サイト作ってくれなくなるかなぁ?なんて懸念はありますが、ウチの攻略は答を全然書いてないし、アクション面のフォローなんてまるでなし。
サイト主さんごとに趣向を凝らした攻略サイトが見たいですね。

さらにさらに、これが重要なところなんですがー。
Wiiはサードが売れないとか、日本ではダウンロードゲームは流行らないとかー。
何もしないで売れませんでしたーとなるぐらいなら、自分らで出来ることはなんでもやっておこうぜー。ってのが大きいですね。

攻略本の執筆には、編集で俺が、イラストに0saeちゃん、ライターに憤死確定さん、アクション面テクニック面でのアドバイスに暴満館さんを起用しております。

ユーザー巻き込んで、作る時間も少ないので「各自が悪ノリでやるように」という指示を出しております。
面白いものが出来りゃ勝ちですわー。